収納代行サービスの手数料

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収納代行サービスの手数料は、1件あたり120円〜300円程度が相場です。
たとえばコンビニ払いは高め、口座振替は比較的安価に設定されている傾向があります。

導入時には初期費用や月額費用とのバランスに加え、この手数料を事業者が負担するのか、顧客に転嫁するのかといった設計も検討が必要です。

本記事では、収納代行サービスの費用構造や手数料体系の考え方、比較の視点を実務に役立つ形で詳しく解説します。

収納代行サービスとは?
仕組みを解説

収納代行サービスとは、企業が顧客から代金を回収する業務専門の代行会社に委託できるサービスです。

請求書の発行、決済方法の提供、入金確認、消込業務、未収対応など、決済にまつわる一連の業務を一括で代行します。

サービスの種類によっては、ペーパーレスでの口座振替や、コンビニ支払い、クレジットカード決済など、複数の支払い方法にも対応可能です。事務処理の負担軽減だけでなく、顧客満足度の向上も期待できます。

収納代行サービスを利用
する際の費用

収納代行サービスには、導入や運用に伴う複数の費用が発生します。
主に以下の3つに分類されます。

初期費用

初期費用は、契約時の登録作業やシステム設定に必要な費用です。
無料のサービスもありますが、多くは10,000円〜50,000円程度が目安です。

サービスによっては、サイトとの連携作業やセキュリティ設定などを含むため、導入範囲に応じて金額が変動します。

月額費用

月額費用は、サービスを継続利用する際に発生する基本料金です。1,000円〜5,000円前後が一般的で、利用件数に応じて変動するプランもあります。

業務量やオプション機能によって柔軟な料金体系が用意されている場合もあるため、自社の利用状況に合わせて選ぶことが大切です。

手数料

手数料は、顧客からの1件ごとの支払い処理にかかる費用で、コンビニ決済の場合は120円〜300円程度が相場です。
口座振替は1件あたり40円〜100円程度と比較的安価に設定されており、継続課金や月謝管理など定期的な請求に適した手段といえます。

決済手段によって金額は異なり、たとえば口座振替は低コストである一方、コンビニ払いや後払い決済は高めになる傾向があります。
加えて、同じ決済手段でも代行会社ごとに手数料の設定が異なる点にも注意が必要です。

また、一定金額以上の決済に対しては、固定額ではなく料率制(例:決済額の4%)が適用されるケースも。
これは高額取引に対するリスクや処理負担を考慮した仕組みで、一部のサービスで導入されています。

加えて、払込票の発行費用や再発行手数料、入金後の振込手数料など、別途発生する付随コストも存在します。
こうした費用は料金表に明示されていないこともあるため、「1件あたりの手数料」だけでなく、総合的なコスト構造を把握することが重要です。

収納代行サービスの相場

収納代行サービスのコストは、選択するサービスの種類や提供される機能業種決済方法の種類によって大きく異なります。

例えばスクールや塾などの教育業界では、毎月一定額を引き落とす口座振替型を多く採用。
一方、ECサイトでは利便性の高いコンビニ決済後払い方式の需要が高まっています。

初期費用は0円〜数万円、月額費用は0円〜数千円、手数料は1件あたり120円〜300円が目安です。

自社のビジネスモデルに適した料金体系かどうかを見極めるためにも、複数サービスの費用を比較しましょう。

POINT
ビジネスモデルに合ったサービス導入が重要

基本的に、手数料の具体的な金額は各社公開していないため、手数料だけで比較するのではなく、締切日や対応スピードなど、その他の条件も含めて自社に合ったサービスを見極めることが重要です。

本メディアでは収納代行サービス導入を検討中の方に向けて、「定期課金型」「都度決済型」「企業間取引」のビジネスモデル別におすすめのサービスをご紹介
おすすめの機能や導入事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

手数料は誰が負担する?

収納代行サービスの手数料は、一般的にはサービス提供者である企業側が負担します。
特にコンビニ収納では1件あたりの手数料が発生するため、コスト管理上、軽視できないポイントです。

ただし、払込票方式など一部の決済方法では、顧客に手数料を負担させる「顧客負担方式」も選択可能です。
この場合、請求書への明記や説明が必要であり、顧客満足度や離脱リスクへの影響も考慮する必要があります。

特にBtoCビジネスにおいては、利便性とコストのバランスが売上や継続率に直結するため、導入時の判断は慎重に行いましょう。

手数料以外のチェックポイント

機能

収納代行サービスの主な機能には、請求書の自動発行入金の消込処理支払通知の自動送信レポート出力などがあります。
特に定期課金型サービスでは、毎月の自動請求や未収対応の自動化機能があると非常に便利です。

基本機能の範囲やオプション料金の有無、カスタマイズ性なども選定の際に重要な確認ポイントとなります。

対応するコンビニ数・金融機関

対応しているコンビニや金融機関の数は、顧客の支払い利便性に大きく影響します。
セブン-イレブンファミリーマートローソンなど主要3社への対応は必須であり、それに加え地方銀行ネット銀行にも対応していれば、全国的なカバーが可能です。

支払い先が多ければ、顧客満足度の向上や支払い忘れの防止にもつながります。

導入実績

収納代行サービスを選ぶ際は、自社と同業種・同規模での導入実績が豊富かどうかを確認しましょう。
たとえばスクール業界では月謝管理に強みを持つサービスが適しており、EC業界では後払い対応の有無が比較ポイントになります。

業界特有の課題に対応した機能や実績があれば、自社の運用にフィットする可能性も高まります。
公式サイトに導入事例や成功ケースが掲載されていれば、導入後の利用イメージを具体的に描きやすくなるでしょう。

サポート内容

導入時の支援体制や運用後のサポート内容も非常に重要です。
初期設定やAPI連携の支援トラブル時の対応スピード顧客からの問い合わせ対応の代行など、実務に役立つ支援があるかを確認しましょう。

Webページや申込フォームの作成を代行してくれるサービスもあり、ITリソースが不足している企業にとって大きな助けとなります。

よくある質問(Q&A)

Q1. 決済が発生しない月でも、固定費などの費用はかかりますか?

A. 多くの収納代行サービスでは、決済件数の有無にかかわらず「月額基本料金」が発生する体系が一般的です。ただし、一部のプランでは初期・月額を抑えた従量課金重視の構成も存在するため、自社の月間件数予測に基づいてトータルコストを試算することが重要です。

Q2. 提示されている決済手数料に「消費税」は含まれていますか?

A. 一般的に、決済手数料は「非課税」または「課税」のどちらかに分かれます。代行会社が提供する役務の内容(集金代行か、システム利用料か)によって税務上の扱いが異なるため、見積もり時に「税込表記か、非課税か」を必ず確認し、正確なコスト管理を行う必要があります。

Q3. 月間の件数が多い場合、ボリュームディスカウント(単価交渉)は可能ですか?

A. はい、月間の取り扱い件数や1件あたりの決済金額が非常に多い場合は、個別見積もりによる単価調整が行われるケースがあります。標準価格で比較するだけでなく、将来的な件数増加を見据えた交渉の余地があるかを確認しておくのも有効な選び方です。

Q4. コンビニ収納の「印字代」や「郵送料」は、決済手数料に含まれますか?

A. 多くの場合は含まれません。紙の払込票を郵送する「払込票方式」では、決済手数料のほかに「ハガキ・封書代」「印字代」「発送代行費」などが1通ごとに別途発生します。これらの付随コストを含めた「1件あたりの真のコスト」を把握しておく必要があります。

Q5. 入金された売上金を自社口座へ振り込む際の「精算振込手数料」は誰が負担しますか?

A. 原則として、事業者側の負担となるケースがほとんどです。代行会社から入金される際、精算金額から振込手数料を差し引いて振り込まれることが多いため、精算回数(月1回か、数回か)によって年間のコスト負担が変わる点に注意が必要です。

Q6. 途中で解約する場合、違約金や契約解除手数料などは発生しますか?

A. 契約期間の定めがある場合、期間内解約で違約金が発生するサービスもあります。また、システム連携の停止に伴う事務手数料が必要になるケースもあるため、導入時のコストだけでなく、将来的な契約変更のリスクも事前に確認しておくことが推奨されます。

【ビジネスモデルから選ぶ】
収納代行サービス3選

ビジネスモデルによって必要な機能や決済手段は異なるため、業態に合ったサービス選定が重要。
ここでは定期課金型・都度決済型・企業間取引の3つのモデル別に、おすすめの会社を紹介します。

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サブスク・スクールなどの
定期課金型なら
アプラス
アプラスのHPキャプチャ画像
引用元:アプラスサービスページ https://www.landingpage-synergy.com/n2qu9hyd/
おすすめのサービス
  • web口座振替受付
  • コンビニ収納(ペーパーレス/払込票)
こんな企業におすすめ

月謝や会費などの請求・回収業務負担を軽減したい企業
(例:ITサービス、スクール、ジム、
保険会社)

おすすめな理由
  • 完全ペーパーレスで、口座振替登録がオンラインで完結。口座登録不備の低減と即時登録により振替処理の期間が短縮され、販管費の削減に寄与
  • スポット契約など口座振替ではカバーしにくい決済には、リアルタイムに請求できるコンビニ収納で対応
  • SBI新生銀行グループが運営するためセキュリティや信頼性に優れ、信頼性が求められる業種にも導入しやすい
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EC事業者・通販会社などの
都度決済型なら
電算システム
電算システムのHPキャプチャ画像
引用元:電算システム公式HP https://www.dsk-ec.jp/
おすすめのサービス
  • コンビニ収納(払込票/ペーパーレス)
  • 債権保証型コンビニ収納
こんな企業におすすめ

商品の都度請求・入金確認に時間や手間がかかる企業
(例:健康食品販売、化粧品販売、
アパレル販売)

おすすめな理由
  • PayPay、d払いなど30種類以上の決済手段に対応するため※、離脱リスクを軽減し、売上機会を逃さない
  • 電算システムが購入者の代わりに販売代金を立替払いする「後払い」決済で未回収リスクを気にせずに販売でき、キャッシュフローが安定
  • 公共料金の収納代行実績を持つ名証プレミア市場上場企業で、運営基盤が安定している
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請求条件や支払条件が異なる
企業間取引なら
マネーフォワードケッサイ
マネーフォワードケッサイのHPキャプチャ画像
引用元:マネーフォワードケッサイ公式HP https://biz.moneyforward.com/kakebarai/
おすすめのサービス
  • マネーフォワード掛け払い
こんな企業におすすめ

支払サイトや契約条件が取引先ごとに異なる企業
(例:BtoBサービス、製造、建設業)

おすすめな理由
  • 与信審査、請求書発行、入金管理、督促まで一括対応し、入金照合や仕訳入力など経理担当者の確認作業が軽減
  • CRMやECシステムなどの基幹システム、API連携で標準化された業務フローを構築。属人化・複雑な運用を防ぎ、安定運用を実現
  • 「マネーフォワード」グループが手がけるBtoB決済サービスで、経理・財務領域の知見とテクノロジーを基盤にしている
※参照元:電算システム公式HP(https://www.dsk-ec.jp/)(2025年4月22日調査時点)

【ビジネスモデルから選ぶ】

収納代行サービス3選